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| かみさんの実家の山にすべて廃材を利用して山小屋を建ててみました。 |
山小屋を建てるにあたり場所をいろいろと考えた結果、白樺の木立の
中にちょうど良いスペースを発見!!
むやみに木を伐採せずに立てられるのが気に入りました。

何と言っても基礎が一番大事。
もちろん基礎になる塚石も廃工場から掘り出してきた捨ててあったものを利用してます。
基礎の上にひく角材も、古くなった家を壊したときに出た廃材です。

山小屋の建築場所は白樺林の中なので、しっかりと
防虫材を基礎の角材にしみ込ませました。

基礎が完成したらいよいよ棟上です。
記念すべき柱を一本立てて夢は大きく広がりニッコリして記念写真。
柱の垂直はひもに重りを吊るして計るという原始的な方法で立てています。
柱の接合部に使う金具もすべて廃材です。
見てのとおり柱は火事になった家の柱を利用している為、焼けて一部炭化しています。
大丈夫なの!? と心配になるかも知れませんが、少しくらい
焼けていても山小屋としての柱の役目は十分果たします。

山小屋はロフト式を考え、屋根を作成する際にロフトから外が眺められるように窓を作りました。
写真ではあまり感じませんが、実際に屋根に登るとこれが結構高くて恐々の作業てした。

ロフトの窓の枠か完成したら垂木を載せて屋根を貼っていきます、
ここまでくると家を建てているという実感が湧いてきます。

ようやく外壁も張り終えいよいよ家らしくなってきました。
これからは雨が降っていても作業ができるので、せっかくの休日の朝目がさめて
窓の外を見て雨にがっかりする事は無くなりました。

山小屋の作成過程はあまり撮影していなかったので過程を説明できないのが残念です。

山小屋の内装もすべて廃材利用です。
床はフローリング、壁の下半分は杉板を縦にはり上部はパイン材を貼ってみました。
縦長の窓は、昔の土管工場の廃材を利用しています…本当は横長に
付いていたものを立てて取り付けてみました。
ロフトは大人が二人寝ることができる広さです。
北海道の冬の寒さは厳しいので泊まるにはロフトが暖かくて快適です。
ただ難を言うと薪ストーブなのでロフトは少々熱すぎるくらいです。
ロフトに上がる階段は、折たたみ式にしてあり必要のない時は天井から滑車で吊り上げておきます。
冬の積雪は2メートルにもなり山小屋のドアが雪で開かなくなってしまいます。
床下は1.5メートルと高床になっているのですが冬の
山小屋には雪はね用のスコップが必需品です。
夏はウッドデッキをつけていますが、冬の雪でドアが開かなく
なるので外して白樺の木に立てかけてあります。
長らく山小屋に行かないと薪ストーブの煙突に鳥の巣ができていて
薪を焚くと部屋中煙だらけになることもあります。
山小屋に泊まるのは特に寒さの厳しい冬が楽しいです。
巻きストーブを焚きながらシンシンと降り積もる雪を見ながらの一杯は格別ですね。
もちろん電気なんて有りませんからランプの明かりの下での
お酒は最高の味がしますよ。
今はやりのガスランタンなどの灯りよりも私はランプを愛用しています。
小樽の北一硝子でいろいろとランプを買ってきては山小屋で
ランプの灯火に酔っています。
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